バカラの絞り(スクイーズ)は、カードをすぐにめくらず、長い辺から少しずつ曲げてマークを一列ずつ確かめる演出です。ライブバカラに「スクイーズテーブル」が別にある理由であり、マカオのハイリミットルームがシューごとに新しいカードを開ける理由でもあります。このページでは、誰が絞るのか、どの順番で曲げるのか、曲げた面に何が見えるのか、そして、どれだけ上手に絞っても結果は変わらない理由を数字で説明します。用語としての意味はバカラ用語集に一行ありますが、ここではその先を扱います。
カードはシューから出た瞬間にすでに決まっています。絞りが変えるのはそれを知るまでの速さだけです。それでも人がカードを曲げる理由は、ゲームを「めくって終わり」ではなく「一列ずつ開く出来事」にするためです。必要なマークを叫び、カードに息を吹きかけ、角から開ける儀式は、すべてこの緊張感のためにあります。
| テーブル | 絞る人 | カードの再利用 |
|---|---|---|
| ビッグテーブル(本場のバカラ) | プレイヤー側で最も多く賭けた人がプレイヤーのカード、バンカー側で最も多く賭けた人がバンカーのカードを絞る | 曲げたカードは裏面で見分けがつくため、シューごとに新品 |
| ミニバカラ | ディーラーがすべてめくる。客はカードに触れない | 同じカードをシャッフルして再利用 |
| ライブ・スクイーズテーブル | ディーラーがカメラの前で絞る。通常は勝負を決めるカードだけ | シューごとに新品 |
| ライブ・コントロールスクイーズ | 画面を指で引いて自分で開ける方式。実際のカードはすでに公開済み | — |
どのテーブルでも、絞ってよい範囲と方法はハウスが決めます。ディーラーが示したやり方の外でカードを折ると止められます。
トランプのマーク配置は決まっているので、長い辺を開けたときに見えるものだけで候補が分かれます。8デッキのシューでは各数字が13分の1(すでに出たカードのわずかな影響は無視)です。
| 長い辺を開けたとき | 候補 | 確率 | 中央列で確定する方法 |
|---|---|---|---|
| サイドにマークなし、中央だけ | A・2・3 | 23.08% | 中央の数が1・2・3 |
| 絵札 | J・Q・K(0点) | 23.08% | 見る必要なし、すべて0点 |
| サイド2本 | 4・5 | 15.38% | 中央にあれば5、なければ4 |
| サイド3本 | 6・7・8 | 23.08% | 中央なし6、1つ7、2つ8 |
| サイド4本 | 9・10(10は0点) | 15.38% | 中央1つ9、2つ10 |
0点のカード(10・J・Q・K)はスートごとに4枚あるため1枚あたり30.77%と最も多く、他の数字はそれぞれ7.69%です。「サイド3本」がテーブルで一番騒がしい瞬間なのは、6・7・8のどれかであり、中央列が開くまで平凡な手と勝つ手が同時に生きているからです。
プレイヤーが6でスタンドし、バンカーは3です。プレイヤーが3枚目を引いていないので、バンカーの3は必ず1枚引きます。バンカーに賭けた人がそのカードを絞ります。何を願えばよいでしょうか。
| バンカーの3枚目 | バンカー合計 | 結果 | 確率 |
|---|---|---|---|
| 4・5・6 | 7・8・9 | バンカー勝ち | 23.08% |
| 3 | 6 | タイ | 7.69% |
| A → 4、2 → 5、7 → 0、8 → 1、9 → 2、0点のカード → 3 | 0〜5 | プレイヤー勝ち | 69.23% |
長い辺を開けた瞬間に置き換えるとこうなります。サイド2本(4・5)なら中央を見るまでもなくバンカーの勝ち。サイド3本(6・7・8)なら6だけが勝ちで、7と8は負け。サイドなし(A・2・3)なら3がタイで、Aと2は負け。サイド4本と絵札はすべて負けです。だからこの場面でバンカー側は「2本」を叫び、プレイヤー側は「絵札」か「4本」を願います。どちらが叫んでも、確率はカードがシューを出る前に終わっています。
プレイヤーが3枚目を引くよくある場面も同じ計算です。0〜5点の手が3枚目で8か9になる確率は、どの点数から始めてもちょうど2種類、つまり2/13 = 15.38%です。
変わりません。絞るテーブルの控除率は、同じルールで絞らないテーブルとまったく同じです。コミッション5%のテーブルでバンカー1.06%・プレイヤー1.24%、ノーコミッションならバンカー1.46%・プレイヤー1.24%です(ルールごとの違いはバカラの種類)。バンカー45.86%・プレイヤー44.62%という勝率は、シューの中のカードと3枚目のルールから決まり、絞りはどちらにも触れません。「絞りのうまい人が受け取ると流れが変わる」という話は、罫線で次のゲームが当てられるという話と同じ錯覚です。確率の全表はバカラの確率と控除率にあります。
通常のテーブルは1時間に60〜80ゲーム、スピードバカラは120ゲーム以上ですが、絞るテーブルは1ゲームに90〜120秒かかり、1時間30〜40ゲームほどです。1,000円ずつのフラットベットでの、1時間の平均損失とブレ(標準偏差)です。
| 1時間のゲーム数 | バンカー平均損失 | プレイヤー平均損失 | バンカー標準偏差 |
|---|---|---|---|
| 30(ゆっくりのスクイーズ) | 約317円 | 約371円 | 約5,080円 |
| 40(通常のスクイーズ) | 約423円 | 約494円 | 約5,870円 |
| 60(通常のテーブル) | 約635円 | 約741円 | 約7,180円 |
| 80(通常、速め) | 約846円 | 約988円 | 約8,290円 |
| 120(スピード) | 約1,269円 | 約1,482円 | 約10,160円 |
1ゲームあたりの平均損失はどこでもバンカー10.6円・プレイヤー12.4円(1,000円あたり)で同じです。変わるのは、1時間にそのコストを何回払うかだけ。絞りを楽しむなら、スクイーズテーブルは同じお金でより長く座っていられる方法であり、速くたくさん打ちたいなら、スピードテーブルは同じ時間にコストを3倍払う方法です。
バカラでカードを曲げる理由は? 緊張感と儀式のためです。カードをゆっくり開けると1ゲームが出来事になります。結果には何の影響もありません。
絞りが上手いと有利になりますか? いいえ。カードはシューを出た時点で決まり、絞りはそれを知る速さを変えるだけです。控除率はバンカー1.06%・プレイヤー1.24%のままです。
曲げたカードは再利用しますか? しません。曲げたカードは裏面で見分けがつくので、1シューが終わると廃棄します。だからスクイーズテーブルはシューごとに新しいカードを開けます。
「サイド2本」「3本」とはどういう意味? 長い辺を開けたときに端の縦一列に見えるマークの本数です。2本なら4・5、3本なら6・7・8、4本なら9・10です。
ライブのスクイーズテーブルはなぜ遅い? ディーラーがカメラの前でカードを曲げて開ける時間のためです。1ゲーム90〜120秒、1時間30〜40ゲームほどです。
絞っても絞らなくても、記録に残るのはバンカー・プレイヤー・タイの順番だけです。スクイーズテーブルを1ゲームずつ手で記録するなら無料のバカラ罫線アプリを、遅いテーブルと速いテーブルを並べて見るならライブバカラ・ターミナルを。進行中のテーブルの勝敗数はバカラのリアルタイム記録で確認できます。
控除率・勝率は8デッキ(416枚)の全数計算。カードごとの確率は数字あたり1/13、0点のカード4/13の比率計算で、すでに出たカードの影響は無視。1時間の数値は平均値で、実際の結果は異なります。日本国内からのオンラインカジノの利用は違法です。20歳以上・情報提供のみ。